帰化申請に必要な日本語能力
帰化とは日本国籍を取得することなので、日本語を話したり聞いたり、読み書きが出来たりするなどの日本語能力を、ある程度、求められるのは、当然のことかもしれません。
帰化申請する場合、最初の担当官との面談で、担当官に日本語能力に疑問符がつけられると、その場で日本語テストが課せられることがあります。
試験の内容は、小学校3年生ぐらいのレベルですが、担当官に試験の内容を見せてもらったことがありますが、特に印象に残った問題は、短い文章を読ませて、その内容についていくつか質問があり、それに回答するといった問題でした。短い文章ですが、漢字やカタカナ、そして、かぎかっこが散りばめられた問題でした。
かぎかっこは話し言葉を引用するときに使われるかっこです。(例 彼は、「君のことがすきだ」と言った。)また、単語や固有名詞をくくって強調する時に使われることもあります。(例:きっと「よう精」のいたずらさ。)このかぎかっこの意味がわからない外国人の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本に来て一番印象に残っていることは何ですか?とか、母国の家族について書いてください。などの問題は、自分の話なので、短く書かれた問題の意味がわかれば回答は容易です。
それに比べて、文章を読んで答える問題は、書かれている文章を理解できないと答えられないので、日本語の読解があまり出来ない外国人にとっては、厳しい試験だと思います。
ある程度の日本語能力は、日本国籍を取得するために必須なので、しっかりと準備しておいくことをお勧めします。
Beyond行政書士事務所では、日本語の読解に自信がない方のために、ご要望があれば、公文(くもん)の教材などを使って、日本語の指導を何回かに分けて行っています。